受講概要
プログラム
1.信頼性の基礎知識
(1) 信頼性とは
(2) 信頼性に係わる基本用語
(3) 市場での故障数と故障率及び累積故障確率の分布
(4) 市場での故障数の分布に対応した信頼性試験
2.信頼性試験データを用いてワイブル分布として解析してみよう
(1) 故障時間の分布をワイブル分布として考える
(2) 分布のY座標である累積故障確率F(t)を推定する
(3) 事例を用いてワイブル解析をやってみる
(4) 演習1:完全データに対するワイブルパラメータを推定しよう
(5) 演習2:不完全データに対するワイブルパラメータを推定しよう
3.信頼性加速試験データを基に加速モデル式を設定しよう
(1) いろいろな要因を考慮した加速モデル式をみてみよう
(2) 温度要因に対する加速モデル式を作ってみよう
(3) 測定した市場の使用温度とモデル式から平均温度を推定しよう
(4) 演習3:加速試験データのワイブルパラメータを用いて耐用寿命を推定しよう
4.寿命目標をクリアする為の加速試験のサンプルサイズSSと試験時間を考える
(1) 規格で規定されている加速試験のサンプルサイズと試験時間をみてみよう
(2) ロットの不良率とサンプルサイズと信頼水準の関係を考える
(3) 演習4:確保したサンプルサイズで寿命目標をクリアする為の試験時間を設定しよう
(4) 演習5:固定した試験時間で寿命目標をクリアする為のサンプルサイズを設定しよう
(5) 演習6:固定した試験時間、SSで寿命目標をクリアする為の加速試験温度を設定しよう
質疑・応答
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
・電子回路の設計・開発・研究・製造・品質管理・検査などの業務に携わる技術者の方
・ワイブル解析や信頼性試験データの解析について基礎から修得したい方
・自社寿命目標をクリアしたと証明できる試験条件(方法)を修得したい方
予備知識
エクセルの基本知識と統計の基礎知識
※事前に自身のパソコンにエクセルのソルバーを有効化しておいてください。
不明な場合は事務局までメールください。
習得知識
1)信頼性の基礎知識を身につけて頂きます
2)ワイブル分布に従う故障時間分布の基本を信頼性試験結果を基に解説し、理解して頂きます
①ワイブル分布の基礎(パラメータの理解) ②故障時間と故障の割合の関係とその分布の形
3)加速試験の考え方とその結果を踏まえた市場での耐用寿命の推定法を理解して頂きます
4)今皆さんが実施しておられる信頼性試験における
①サンプルサイズ ②試験時間 ③試験条件 の関係を理解して頂けます
講師の言葉
最近では、設計段階からFMEA・DRBFMや製品の信頼性加速試験などを用いて市場トラブルゼロを
目指した活動が行われていますが、なかなか市場トラブルがゼロになっているわけではありません。
そこで、本セミナーではもう一度試験や評価の基本に立ち帰って
➀信頼性の基礎知識と信頼性加速試験の意味、
②信頼性加速試験結果を基にワイブル分布としての解析の仕方と加速係数(倍率)の求め方
③寿命目標をクリアする為の加速試験条件(サンプルサイズ、試験時間、試験温度)の設定
の仕方を詳細に紹介します。
受講者の声
資料が読み返す場合でも端的に書かれているので有効だと思いました。非常に分かり易いです。また事例が掲載されているので実地でも役立てる事が可能だと思います。ただ私の理解が足りてないので、復習したいと思います。
知りたかったことを知りえたが、知識不足で詳細を理解するまでには至らなかった。予習が必要でした。
寿命予測法について学ぶことができてよかったです。ありがとうございました。
参考になる内容で受講してよかったです!ありがとうございました。