受講概要
プログラム
1. 電子機器・部品の腐食・劣化の基礎
1.1. 電子機器・部品を構成する材料の特徴
1.2. 腐食・劣化のメカニズム
1.3. 主な腐食・劣化損傷形態
2. 電子機器・部品の加速劣化試験
2.1. 劣化しやすい環境と材料の理解
2.2. 加速劣化試験方法
3. 電子機器・部品の腐食・劣化の評価技術
3.1. 腐食・劣化の評価装置
3.2. 腐食・劣化の評価手法
4. 電子機器・部品のトラブル事例と対策
4.1. トラブル事例と対策の紹介
4.2. トラブル対策,腐食・劣化対策の着眼点
質疑・応答
受講形式
会場・WEB
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
電気・電子部品の製造,設計に関わる方
電気・電子部品の品質管理、品質保証を担当する方
電気・電子部品の腐食や劣化でお困りの方
電気・電子部品の使用環境を理解したい方 など
予備知識
特に必要ありません。
習得知識
1)電気・電子部品の腐食に関する基礎事項
2)電気・電子部品を構成する金属と高分子の複合材料の劣化に関する基礎事項
3)電子機器・部品の試験方法,評価方法
4)電子機器・部品の不具合発生メカニズム
5)電子機器・部品の防食技術,不具合対策技術 など
講師の言葉
電子機器・部品を構成する材料は主に金属材料と高分子材料であるが、その種類は様々であり、組み合わせにより複合材料(マルチマテリアル)となっている場合が殆どである。そして,回路に電圧や電流が印加されている場合も多く、独特な腐食・劣化形態となる。また、電子機器・部品が曝される環境は様々である。環境によって腐食・劣化しやすい材料とその形態は異なり,腐食・劣化メカニズムは複雑である。
さらに、小さく,安価で、時に多数の部品がユニット化された電気機器・部品は、トラブル発生時に原因究明されることなく取替になる場合もあり、腐食・劣化データを蓄積・活用出来ていない場合が多い。
そこで、本セミナーでは、材料と環境で決まる電子機器・部品の腐食・劣化の基礎を学んでいただく。電子機器・部品の曝される環境を理解した上で、腐食・劣化の加速劣化試験法や評価技術を学ぶことで、電気機器・部品の寿命予測精度が向上すると考える。また、電気機器・部品のトラブル事例を分かりやすく紹介し、実践的な腐食・劣化対策に触れていただく。
電気・電子部品の腐食や劣化でお困りの方々は勿論、電気・電子部品の製造、設計に関わる方々や品質管理、品質保証を担当する方々にも参考になるエピソード、技術を発見できるかと思います。
受講者の声
多くの故障事例の説明を通じて、どのような視点でメカニズム調査をしていけば良いのかについて学びが得られました。海塩の影響など甘く見ていましたが、大変参考になりました。
実務に活かせる、参考となる内容で参加できてよかったです。
事例が豊富で興味深く学べました。ありがとうございます。
普段なかなか勉強できない内容を詳しく解説いただけ参考になりました。セミナーの機会を作って戴きありがとうございました。