受講概要
プログラム
1.薬価算定ルールの概要
・類似薬効比較方式(Ⅰ)(Ⅱ)
・原価計算方式
・補正加算と加算率のポイント計算の考え方
・外国平均価格調整
・再算定(市場拡大、用法用量変化、不採算品など)
・2024年度薬価制度改革の概要とその後の動向
・加算の評価項目の見直しとそのポイント
・費用対効果評価(HTA)について
・薬価収載手続の流れ
・再生医療等製品の保険償還価格の算定
・予想される2026年度薬価制度改革の概要
2.薬価申請の実際とそのポイント
・薬価算定の基礎的知識~薬価申請を行う際に最低限知っておくべきこと~
・最類似薬の選定
・補正加算の該当性
・原価計算方式における原価計算表作成と各種の費用計上
~原価計算の実際、計上可能な費用の範囲と査定の対象となる費用、費用査定の最近の傾向など~
・市場規模予測とその実際
・外国価格調整(英米独仏のリスト価格など)とその実際
・検討の基礎となるデータ・資料(薬剤分類表、審査報告書、試験デザインなど)
・当局の薬価の妥当性の判断の視点
・有効な薬価申請資料作成のポイント
~最類似薬の選定理由欄、有用性加算欄の記載方法、補足資料など~
3.海外販売も見据えた薬価戦略のポイント
・外国価格の重要性
・海外市場展開の留意点
4.高薬価・加算取得を目指した交渉戦略のポイント
・薬価戦略立案とシナリオ策定の具体的な進め方
5.まとめ(質疑応答)
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
テーマに関心があればどなたでも受講可能です。
予備知識
特に必要ありません。
習得知識
1)薬価制度と2024年度薬価制度改革の概要とその後の動向
2)予想される2026年度薬価制度の概要
3)新薬の薬価算定ルールと薬価申請プロセス
4)薬価算定の基礎的知識
5)薬価算定の実際と有効な薬価申請資料の作成方法
6)原価計算方式での費用計上の仕組みとその実際
7)グローバル販売を見据えた薬価戦略のポイント
8)高薬価・加算取得のための基本的な考え方 など
講師の言葉
本セミナーでは、近年の薬価制度改革の内容等を踏まえて、新薬の薬価算定ルール・薬価申請・薬価交渉の実際とそのポイントについて、算定事例を交えて、分かりやすく解説する。
また、グローバル販売を見据えた薬価戦略の留意点についても言及したい。
受講者の声
薬価の資料を見ても、まず仕組みが分かっていないので理解できなかったのですが、仕組みや考え方が理解できたので一人でも資料を見て理解できるようになりました。
薬価戦略に役立てたいと考えます。ありがとうございました。
当方は医薬品業界の中でも薬価とは遠い領域での経験しかなく、薬価算定は非常にテクニカルなものであると同時に闇深いものだと感じました。
原価計算方式も、世間一般でいうところの原価計算とは勝手が違い、戸惑いが大きいです。
業態やビジネスモデルによって算定結果に有利不利が出てしまうところが制度としていかがなものかとも感じました。
ありがとうございました。勉強になりました。
貴重なお話有難うございました。実務の参考になる点がたくさんありました。