受講概要
プログラム
1.ねじ締結の基礎技術
1-1 ねじ技術史概説
a)ねじ技術の起源
b)ねじ技術の変遷
1-2 ねじの規格
a)ねじ規格の生い立ち
b)基本規格
c)共通規格
1-3 ねじ部品の種類と使い方
a)ねじ部品の種類
b)ねじ部品の選定
1-4 ねじの強さ
a)外力と内力の関係
b)静的強度
c)疲れ強さ
d)遅れ破壊
1-5 ねじの締付け
a)ねじ締結体設計の考え方
b)締付け管理の方法
c)トルク法
d)回転角法
e)トルク勾配法
f)締付け用具
1-6 ねじのゆるみ
a)ゆるみのメカニズム
b)ゆるみ防止の考え方
c)ゆるみ止め部品の種類
d)ゆるみ試験とゆるみ止め部品の評価
2.ねじ締結体のゆるみ、破損防止対策
2-1 信頼性技術開発
2-2 ねじ締結信頼性
a)トルク法における軸力管理
b)ねじ諸特性の測定と解析
c)ボルトの締付けトルク基準の作成
2-3 ゆるみ防止の信頼性評価
a)ゆるみ(軸力低下傾向)観測と定式化
b)ゆるみ寿命の推定および残存軸力予測
c)ゆるみ評価の基準
2-4 ねじ締結体の耐久信頼性評価
a)ねじ締結体に加わる負荷の測定と解析
b)疲労限度設計および有限寿命設計法と疲労寿命評価
2-5 ねじ技術に関する参考資料
質疑・応答
受講形式
会場・WEB
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
企業、研究所、大学等の技術者および研究者
特に企業では、設計、研究開発、実験、生産技術、品質管理、サービス、教育などの部門に所属されている方
予備知識
受講に当たっては高校卒程度の数学・力学などの知識があるとあるいは
すでにねじ締結の諸問題に取り組まれている方は講義の理解が容易です。
習得知識
1)ねじ・ボルト全般に関する基礎技術
2)ねじ・ボルトに関する規格の体系
3)ねじ・ボルトの適正な締結技術
4)ねじ・ボルトのゆるみ、破損防止技術
5)ねじ・ボルトに関する実験技術、実験方法 など
講師の言葉
ねじ・ボルトは自動車、電気・電子機器、一般機械、航空機、プラント等をはじめ、多くの製品で使用され、重要な役割を果たしている。ねじは、紀元前6~4世紀には、造船技術や舞台技術の進歩により、螺旋やねじ原理への学問的な追究が始まっていた。このように、長い歴史を持った機械要素であるにもかかわらず、今日でも締付け不足、ゆるみ、強度不足などにより、ねじトラブルに起因する重大事故が後を絶たたない。
本講座では、以下の疑問について解説していく。
(1) なぜねじはゆるむのか?
(2) なぜねじは破損するのか?
(3) なぜねじには高い締付け力が必要なのか?
本セミナーでは、建設機械・産業機械でのねじ継手設計、ねじトラブル対策に関する講師の豊富な経験から集大成したねじ締結技術、ねじ・ボルトの強度評価技術、ねじゆるみの評価技術などの解説を行う。特に、ねじに関する参考図書・資料・テストピースの紹介など製品開発を通した講師の実務経験を踏まえた講義が本セミナーの特徴である。