受講概要
プログラム
Prologue
第1章 製薬用水の基礎編
1. 製薬用水は純水か?
2. 何が不純物なのか?
3. パイロジェンとエンドトキシン
4. 薬局方に定められる6つの製薬用水
5. 導電率・TOCを管理するねらいは何?
第2章 精製水をつくる 応用編
1. イオン交換塔のしくみ
2. ROのしくみ
3. EDIのしくみ
4. 理想的な貯槽と配管
第3章 微生物汚染防止 応用編
1. 精製水の菌管理とは何?
2. 殺菌手段について
3. デッドレグ基準とその制定背景
4. 今なぜRMMによる水水質見える化が求められるか?
第4章 WFI製造法新しい流れ 情報編
1. 今なぜNon distillation methodなのか?
2. 蒸留のしくみ
3. 膜WFIのしくみ
4. UF水と蒸留水との比較
第5章 外部査察時へ対応 ヒント編
~査察官が帰った後も現状維持を示す策を探る~
1. 同条件で1週間中POUに通水するには
2. 装置が同条件で稼働しているか
3. 検査方法が信頼できるか
4. データが信頼できるか
5. 自主管理体制とは自己責任つくり
当日質問タイム
なお事前質問も歓迎します。(できますれば開催の1週間前までに事務局へご提出ください)
~なお、参加者はセミナー後1年間ご質問ご相談をメールで受け付けます。
受講形式
会場・WEB選択可
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
医薬品・医療機器・化粧品・健康食品を製造する業種で品質管理・製造に係わる方
膜メーカー・蒸留器メーカー・測定器メーカーで製薬用水に係わる方
製薬工場へ係わるゼネコン/サブコン・エンジアリング会社・プラントメーカーで新人の方
予備知識
特に必要ありません。
習得知識
1)製薬用水の一般的基礎知識
2)製造装置のしくみと汚染リスク箇所
3)用途に適した装置選択を考えるヒント集
4)近い将来に自主的な管理へ移行するヒント集
5)将来疑問が生じたときの相談相手(ただし1年間)が得られる。
講師の言葉
製薬用水の管理で大切なのは、単に規格値を満たしていることだけではありません。「なぜこの管理を行っているのか」「どこに汚染リスクがあるのか」「現在の管理状態が適切であることを第三者に説明できるか」まで理解しておくことが重要です。
本セミナーでは、純水と製薬用水の違いから、導電率・TOC、RO・EDI、貯槽・配管、微生物汚染防止、デッドレグ、RMMによる水質の可視化まで、製薬用水管理に必要な基礎と実務を体系的に解説します。
さらに、WFI製造について、なぜ現在Non-distillation method(非蒸留法)が採用されるようになったのか、その背景を歴史と実務の両面から考察します。蒸留器へのエンドトキシンを用いたチャレンジテストなど、長年の経験から得られた事例についても紹介します。
後半では、外部査察への対応を取り上げます。設備は適切に稼働しているか、試験方法やデータは信頼できるか、そして査察後も同じ管理状態を維持できているか。査察対応と日常の自主管理を切り離さず、「安全な水を継続的に製造現場へ供給している」と説明できる管理とは何かを考えます。セミナー終了時には、製薬用水について「何を管理し、なぜ管理し、それをどう説明するのか」を自分の言葉で整理できることを目標とします。
製造現場・品質管理・品質保証で日頃感じている疑問も、ぜひお持ちください。事前質問に加え、受講後1年間、メールによるご質問・ご相談もお受けします。
受講者の声
基礎的な説明から貴重な検証結果、製薬用水管理に関するソフト、ハードの両面に関するグローバルガイドラインの情報も交えた説明について、非常に分かりやすく、興味深いお話が聞けて参考になった。
特に、TOCの標準溶液に関する科学的側面からの推奨について、海外当局査察の本番を想定した説明戦略を考える上で非常に参考になった。6dルールのお話や膜WFIに関するお話についても、レギュレーションの改訂・発展の歴史に関する視点を含めて説明いただけて、基礎の理解を深める上でとても分かりやすいと感じた。
実務で役立つ内容で参加できてよかったです。ありがとうございました。
4月から新入社員として製薬用水設備に携わることになり自分の中であいまいだった原水からWFIを作る流れがよくわかりました。特に、今まで理解できていなかったEDIについて詳細日ご説明いただき大変納得いたしました。本日はありがとうございました。
セミナーを通して、注射用水やその基準、国内外での大きな違いがあることなどを学ぶことができ、注射用水製造の面白さを再確認することができました。また、査察対応では指摘があるより、ない方が取り組むべき目標がわからないとおっしゃっており、とても印象的でした。今後、査察時の状態を維持していくことや一般人=患者さん、わかりやすい結果を示していくということを心がけて業務を遂行していきたいと思います。