受講概要
1.潤滑剤の分類
液体潤滑剤
半固体潤滑剤
固体潤滑剤
2.グリースの定義
油潤滑とグリース潤滑の
特徴と比較
3.グリースの構成物
増稠剤の種類と特徴
基油の種類と特徴
添加剤の種類と特徴
4.グリースの製造方法
グリースの製造方法
5.グリースの流動性能
レオロジー
チキソトロピー
6.グリースの実用性能
摩擦トルク
高速回転性能
低速回転性能
酸化安定性
熱安定性
離油特性
低温性
音響特性
耐摩耗性
発塵性能
導電特性
7.グリースの性状・性能評価方法
JIS-K2220
摩擦摩耗試験
8.グリースの劣化と寿命
化学的劣化
物理的劣化
異物の侵入
焼付き寿命予測
9.グリースの使用・保管上の注意点
使用・保管上の注意点
10.グリースを構成する 基油、添加剤
基油、添加剤
まとめ
質疑・応答
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
専門以外または業務初心者でも受講可能
予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得知識
1)潤滑グリースについての概要を習得できる
2)潤滑グリースの正しい取り扱いを習得できる
3)劣化・寿命予測
4)グリースの開発・性能向上に貢献できる
講師の言葉
潤滑グリースは、高速回転性能、耐摩耗性などその性能は潤滑油と比べて劣ることが多い。
しかし油タンク、循環装置、冷却装置、フィルターなどが無くても使用可能となるため、機械や設備の小型軽量化に適して、その使い勝手の容易さから転がり軸受や歯車では主流の潤滑剤・潤滑方法となっている。潤滑グリースの流動性能が、摩擦トルク、音響性能、寿命等を支配することが多いため、その選定や使用においては実績を重視しなければならない。
本セミナーでは、潤滑グリースについての基礎から応用まで詳細な解説を行う。受講者の方々が潤滑グリースについての知見や経験を増すことによって、潤滑グリースの開発や性能向上、その選定や使用が正しく行われ、機械や設備の性能向上に貢献できることを期待する。