オープンセミナー WEB受講 エレクトロニクス機械環境・エネルギー

物理劣化・物理再生理論づいた

リサイクルプラスチック高度物性再生技術高度循環型社会構築【WEB受講(Zoomセミナー)ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

現場に役立つ再生技術を習得するための

「再生できない」を覆す!!物性劣化の本質を科学し、リサイクルプラスチックに“使える性能”を取り戻します。高分子の自己再生能力に着目した理論・プロセス設計の融合で、現場で本当に機能する高度な再生技術を体系的に学べる特別セミナー!!

セミナー申し込み
開催日 2025年10月3日(金)
開催時間 10:00 〜 16:00
会場 ※本セミナーは、WEB受講のみとなります。
受講料 1名:49,500円
同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合
1名:44,000円


※消費税率10%込
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講師紹介

広島大学客員教授・福岡大学名誉教授 工学博士 八尾 滋 先生

略歴

1981年 京都大学工学部高分子化学科 卒
1986年 京都大学工学研究科高分子化学博士後期 単位修得満期退学
1988年 工学博士(京都大学)
1986年 宇部興産株式会社 入社
1999年 宇部興産株式会社 高分子基礎研究部部長
2007年 株式会社三菱総合研究所 入社
2011年 福岡大学工学部化学システム工学科 教授 
2016年 機能・構造マテリアル研究所 所長
2018年 産学官連携センター長
2023年 福岡大学研究推進部特命研究教授
     広島大学客員教授(現在も継続中) 
2025年 福岡大学名誉教授  現在に至る

受講概要

プログラム

1.高分子の基礎知識とプラスチック製品
a.高分子の基礎知識
b.プラスチック産業の歴史
c.プラスチック製品と物性

 

2.プラスチックリサイクルへの期待
a.サーキュラーエコノミー・カーボンニュートラルから見たプラスチックリサイクル
b.プラスチックリサイクルに求められる姿

 

3.プラスチックの劣化やリサイクル性に影響する物理劣化・物理再生のメカニズム
(1)化学劣化と物理劣化
(2)物理劣化・物理再生理論の基礎
a.物理劣化と高分子の基礎物性
b.プラスチックの自己再生能力を活かした物理再生

 

4.使用済みプラスチックの劣化した物性を再生可能にするためのプロセス
(1)物理劣化・物理再生理論と樹脂溜まり部のメカニズム
a.樹脂溜まり部が設置された押出機の機能
b.流動制御による高度な樹脂溜まり部の応用

 

5.マテリアルリサイクルにおいて物性の再生に成功した具体的事例とそのポイント
(1)射出成形における物理劣化・物理再生現象
(2)流動制御した射出成形
a.流動制御による高度射出成形
b.高度射出成形品のリサイクル特性

 

6.物理劣化・物理再生の最新解析手法とそのポイント
(1)FT-IR
(2)ラマン光
(3)TEM
(4)AFM/SPM
(5)DSC
(6)溶融粘弾性
(7)コンピュータシミュレーション

 

7.まとめ
高度循環型社会構築に向けて

 

 

質疑・応答

受講形式

WEB受講のみ

※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。

オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。

受講対象

所属部署・レベルは不問
プラスチック産業に携わっている人、環境問題に関心のある人

予備知識

特に必要ありません。

習得知識

1)プラスチック、特に高分子の物性発現メカニズム一般に対する知見
2)物理劣化・物理再生理論
3)レオロジーならびに高分子結晶に関する一般的な知識
4)最新の解析手法 など

講師の言葉

 現在カーボンニュートラルおよびサーキュラーエコノミーに関連する技術開発に対し、世界的に大きな関心が寄せられている。特にプラスチックは身近に大量に使用されている、再利用可能な炭素源となりうる素材でもあり、またそれにより環境負荷の低減も見込まれることから、率先して環境配慮設計やリサイクルに取り組むべき対象とされている。しかしリサイクルプラスチックは再生不可能な化学劣化により物性が低下しているとされてきた。

 本講座では、プラスチックの物性低下原因について、高分子の基礎物性から考察し、高分子が持つ自己再生能力に注目した物理劣化・物理再生理論について基礎から学び、新たな視点での環境配慮設計やマテリアルリサイクルでの高度物性再生プロセスを通じた資源循環システムの構築の具体的な方針について述べる。

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