受講概要
プログラム
1.英文契約書について
(1)国内・海外事業の契約書の違い
(2)実践的な作り方
①契約締結までの流れ
②事業判断とリーガルチェック
③交渉余地のあるもの、ないもの
(3)実践的な読み方
①英文契約書の構造
②数字とキーワードに着目する
③契約内容の整理・チェックリスト
2.国際売買(輸出)契約書【事例演習1】
(1)ビジネスモデル関連条項
①危険負担(インコタームズ)・所有権・貨物海上保険・支払条件の関係
②代金回収(支払条件・信用状取引・第三者保証)
③保証(明示の保証・黙示の保証・保証期間の延長と上限設定)
④損害賠償責任の限定(責任の上限・損害賠償額の予定)
(2)一般条項
①契約解除条項
②権利放棄条項
③分離独立条項
④完全合意条項
⑤不可抗力条項
⑥譲渡条項
⑦準拠法条項
⑧裁判と仲裁
3.ライセンス契約書【事例演習2】
・許諾領域
・独占的実施権・非独占的実施権
・サブライセンス
・ミニマムロイヤルティ
4.製造委託契約書【事例演習3】
・品質確保
・納期確保
質疑・応答
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
海外取引に携わる部署の管理職・担当者
予備知識
特に必要ありません。
習得知識
1)英文契約書の実践的な作り方・読み方
2)国際売買契約、ライセンス契約、製造委託契約のポイント
3)英文契約書の基本(構造・一般条項)など
講師の言葉
リスクの高い海外ビジネスにおける契約書の目的は、取引相手とビジネスモデルを約束し、確実に収益を獲得することにあります。そのためには、取引相手と合意するビジネスモデルに合わせて、何を契約書で決めなければならないのかを理解しておく必要があります。
具体的には、自社の責任(危険負担・保証)、損害賠償責任の限定、代金回収の仕組み(支払条件・信用状取引・第三者保証)、品質・納期確保などに関する条項を、明確に契約書に織り込まなければなりません。
本セミナーでは、大手メーカーでの実務経験の豊富な講師が、英文契約書(日本語訳有)の事例演習やトラブル事例の紹介を交えながら、各種契約(国際売買契約、ライセンス契約、製造委託契約)のチェックポイントをわかりやすく解説し、現場で使える英文契約の実務ノウハウを、基礎から学んでいただきます。また、英文契約書のパターンとして知っておくべき一般条項(権利放棄条項・分離独立条項・完全合意条項・裁判と仲裁など)についてもポイントを絞って説明します。