受講概要
プログラム
Ⅰ.現地法人設立の海外事業計画
1. 事業戦略
(1)事業環境分析
・SWOT分析
・CAGEアプローチ
(2)マーケティング戦略
・マーケティングの4P
・AAA戦略
(3)体制(生産、調達)
(4)リスクマネジメント
・戦争などのカントリーリスク
・技術漏洩
・贈収賄
(5)国際税務の基本
・駐在員事務所、支店、現地法人の違い
・移転価格税制
2.数値計画
(1)数値計画の全体像(資金計画・損益計画・キャッシュフロー・投資計画の関係)
(2)数値計画のポイント
・実現可能性のある計画の作り方
・リスクのコスト化
(3)投資計画
・回収期間法
・正味現在価値法
3.事例演習(現地法人設立の数値計画作成)
Ⅱ.海外企業との事業提携計画
1.事業提携とは
・相乗効果、補完関係、WIN‐WINの関係
・事業提携戦略・数値計画・契約の関係
・事業提携の留意点(秘密保持、合理的な責任分担)
・提携相手選定のポイントと候補者評価チェックリスト
2.合弁会社
・数値計画
・契約の留意点(責任分担、出資比率、デッドロック)
3.ライセンス供与
・数値計画
・契約の留意点(独占的/非独占的実施権、許諾領域、ロイヤルティ)
4.販売店・代理店
・販売契約と代理店契約の違い
・契約の留意点(独占的/非独占的権利、競業禁止)
Ⅲ.輸出計画
・数値計画(顧客価値・市場価格・為替レートを考慮した価格設定)
・為替変動対策(為替先物予約)
質疑・応答
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
経営企画・海外事業・事業企画部門の管理職・担当者
予備知識
特に必要ありません。
習得知識
1)経営戦略・事業計画・マーケティング・リスクマネジメントの基本
2)現地法人設立・事業提携・輸出の事業計画のポイント
3)提携の際の契約のポイント など
講師の言葉
国内企業における海外事業展開は、未知でハイリスクな世界でゼロから事業を成立させるようなものです。したがって、実現可能性の高い海外事業計画を立案するためには、既存事業の事業計画書とは異なる思考・プロセスで立案しなければならず、経営戦略、事業計画、提携戦略に関する本質的な理解が要求されます。
本セミナーでは、経営戦略・事業計画・マーケティング・リスクマネジメントの基本から、現地法人設立・事業提携・輸出の事業計画の作り方、提携の際の契約のポイントといった海外ビジネスの実践的な知識を、わかりやすく解説いたします。その上で、事例演習を用いて具体的に事業計画の策定ポイントを学んでいただきます。成功事例だけでなく失敗・撤退事例も紹介いたしますので、既存の海外事業戦略・事業計画・提携の見直しにも役立つ内容となっています。
準備物
電卓(スマートフォンでも可)