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モータコギング&トルクリップルとその低減対策

【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

モータ騒音低減のための実践知識

「静かで安定したモータ駆動」を実現するために不可欠なコギングトルクとトルクリップル。その発生原理から測定・評価方法、構造設計・制御・製造の各視点での低減対策、さらに実機トラブル事例まで体系的に解説。現場対応に直結する知識を習得し、製品性能の最適化につなげるノウハウが習得できる特別セミナー!!

セミナー申し込み
開催日 2025年11月7日(金)
開催時間 10:00 〜 16:30
会場 TH企画セミナールーム 会場案内
受講料 1名:49,500円
同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合
1名:44,000円


※消費税率10%込 ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。

テキスト 製本資料

講師紹介

Nodaモータテック事務所 代表 野田 伸一 先生

工学博士(モータ博士)

略歴

1977年4月~2013年9月:(株)東芝・電力社会システム技術センターに属し、回転機を研究・開発・電機応用システム開発部 回転機研究・部長
2013年10月~2023年7月 :ニデック(株)モータ中央基礎研究所 研究部 部門長

著作
(1) 1999年,電気設備に対する騒音対策,(株)フジ・テクノシステム出版,音の環境と制御技術   第Ⅱ巻 応用技術,166-177.
(2) 2006年,誘導電動機の電磁振動と騒音の会席技術,電気学会技術報告,誘導機電磁騒音解析技術調査専門委員会,第1048号.
(3) 2010年、電磁振動&騒音設計,第7章 モータ固定子鉄心に作用する電磁力による振動現象、(株)三松株式会社出版所,91-121.
(4) 2011年、「モータの騒音・振動とその低減対策」、発行所 (株)エヌ・ティー・エス
(5) 2011年、静穏化&快適化、設計技術ハンドブック,産業機械、(株)三松株式会社,丸善出版、122-152.
(6) 2014年、「モータの騒音・振動と対策設計法」 科学情報出版(株)
(7) 2025年、「Q&Aによるモータ騒音・振動の基礎と対策全書」、発行所 (株)エヌ・ティー・エス

受賞歴
・1993年5月 ( 社 ) 電 気 学 会 論 文 賞  回 転 機 部 門
・2000年8月 ( 社 ) 日 本 機 械 学 会  オーディエンス賞
・2006年4月 ( 社 ) 日 本 電 気 協 会 関 東 電 気 協 会  最 優 秀 賞
・2006年11月 (財) 電 気 科 学 技 術 奨 励 会 電 気 科  学 技 術 奨 励 賞
・2008年4月 (社)日 本 電 機 工 業 会 電 機 工 業 技 術 功 績 者 表 彰  優 秀 賞
・2012年 5月( 財 ) 国 際 会 議 E L V C O N2 0 1 2  論 文 優 秀 賞

学会委員歴
・2006年 4 月:・機 械 学 会 運 営 委 員 ( 2 年 間 )
・2006年:電 気 学 会 ・ 電 磁 騒 音 委 員 会 会 員 ( 3 年 間 )
・2011年 9 月:国際音響学会 Internoise2011 の幹事委員・座長
・2013年 ~ 現在:モータ技術シンポジウム委員

受講概要

第1章 トルクリップルの発生原理

1.1 モータの騒音・振動メカニズムの概要
1.2 電磁振動の種類と発生方向
1.3 コギングトルクとトルクリップルの定義
1.4 トルクリップルの主な発生要因
1.5 騒音・振動との関連性と設計上の注意点

第2章 モータのトルク特性の   測定法と評価

2.1 トルク測定の原理と基本構成
2.2 トルク測定システムの構成例
2.3 実測波形の読み方と評価ポイント
2.4 コギングトルク・トルクリップルの測定課題
2.5 基本周波数の理解とスペクトル分析の基礎

第3章 コギングトルク&     トルクリップルの低減対策

3.1 構造設計編:極スロット比の最適化
3.2 構造設計編:ステータ形状の工夫
3.3 構造設計編:ロータ形状と磁石配置の工夫
3.4 製造編:巻線方式(集中巻・分布巻)の違い
3.5 製造編:材料ばらつきと製造誤差の影響
3.6 制御編:デッドタイムの影響と補正技術
3.7 制御編:スイッチング周波数による低減効果
3.8 制御編:制御方式(ベクトル制御等)による対策

第4章 実機でのトルクリップル  低減事例

4.1 精密モータドライブ装置での連成設計事例
4.2 エアコン室外機におけるコギング騒音の実例
4.3 トルクリップルと軸ねじり共振の関係
4.4 実機評価での課題と対策の進め方

第5章 Q&A・事例紹介とまとめ

5.1 トルクリップル低減の取り組みで重要な視点
5.2 実機で発生したトルクリップルの解決手順
5.3 設計・制御・製造の連携による改善の考え方
5.4 まとめ:現場で活かすためのチェックポイント

まとめまとめ

まとめ


質疑・応答

受講形式

会場・WEB

オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。

受講対象

モータおよびインバータ技術に関心のある方なら、どなたでも受講可能です。

特に以下のような業務に携わる技術者・担当者に適しています。
  ・モータシステムの設計・開発・研究に関わる方
  ・製造技術・生産技術・品質管理・検査部門の技術者
  ・営業・技術営業・製品企画など、モータ関連製品を扱う方
  ・モータユーザー(選定・購入・運用・メンテナンス)として製品性能に関心のある方

また、受講にあたっては、一般的な機械工学・電気工学の基礎知識をお持ちの方であれば、専門分野に限らず理解いただける内容となっています。

予備知識

本セミナーは、モータシステム設計・制御・運用に関わる技術者を対象としています。以下のような基礎知識があると、より理解が深まります。初学者の方でも、講義内で図解・事例を交えて丁寧に解説しますのでご安心ください。
・モータの基本構造と回転原理
・振動・騒音に関する一般的な知識
・測定機器(トルク計、FFT解析など)の基本的な理解

習得知識

モータの騒音・振動について再確認したい方にとって、本講座は「コギングトルク&トルクリップルの発生原理と低減対策」を体系的に理解・習得できる内容です。
1)コギングトルクとトルクリップルの発生原理と分類の理解
2)トルク波形の測定方法と評価ポイントの習得
3)構造・制御・製造の観点からの低減対策技術の習得
4)実機トラブルへの対応手順と改善事例の応用力
5)モータドライブシステムにおける振動・騒音評価と最適化の視点 など

講師の言葉

 モータは家電、産業機器、医療機器、xEV自動車など、幅広い分野で活用されており、近年では「騒音・振動・トルクの滑らかさ」が製品品質や快適性に直結する重要な技術課題となっています。中でも、コギングトルクやトルクリップルは、静音性や制御安定性に影響を与える要因として注目されています。

 本講座では、これらの現象について、設計・制御・製造の観点から体系的に解説し、実務に役立つ知識として提供します。特に、仕様書だけでは見えにくい実機での振動・騒音の実態を、具体的な事例を交えて分かりやすく紹介します。
講義のポイントは以下の通りです。
 ・コギングトルクとトルクリップルの発生原理と分類の理解
 ・トルク波形の測定方法と評価ポイントの習得
 ・構造・制御・製造の各観点からの低減対策技術
 ・実機トラブルへの対応手順と改善事例の応用力
 ・モータドライブシステムにおける振動・騒音評価と最適化の視点

 設計者だけでなく、制御・運用・品質管理に関わる技術者にも役立つ内容です。製品開発や現場対応に直結する知識を、ぜひ本講座で習得いただければ幸いです。

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