受講概要
プログラム
1.官能評価の基本
1-1 官能評価
1-2 分析型官能評価と嗜好型官能評価
1-3 分析型官能評価で大切なこと
2.分析型官能評価の流れ
2-1 官能評価の手順
2-2 官能評価の進め方のポイント
3.分析型官能評価パネルの選定
3-1 官能能力試験によるパネルの選抜
3-2 官能評価パネルに必要な要件
3-3 社外パネルと社内パネル
4.分析型官能評価パネルの訓練・育成
4-1 官能能力試験に合格するための訓練
4-2 官能能力試験合格者へのパネル委託
4-3 官能能力試験合格後の育成
4-4 味覚・嗅覚トレー二ングキット
5.分析型官能評価の実施ルール
5-1 官能評価パネルの選定
5-2 官能評価法の選定
5-3 官能評価試料の調整
5-4 官能評価日時の設定
5-5 官能評価に及ぼす心理理的影響
5-6 試料の提示技法
6.官能評価の環境
6-1 官能評価室
7.分析型官能評価の手法
7-1 識別評価(2点識別試験、3点識別試験、1対2点識別試験、評価事例の紹介)
7-2 定量化・尺度法(評価事例の紹介)
7-3 特性プロファイル法(官能評価用語、QDA法、TI法、TDS法、TCATA法、官能評価ソフト、評価事例の紹介)
8.官能評価データの解析ソフト紹介
8-1統計解析ソフト
9.異臭検出
9-1 異臭とオフフレーバー
9-2 異臭識別試験
9-3 評価事例の紹介
10.嗜好型官能評価
10-1 嗜好型官能評価の進め方
10-2 アンケート調査
10-3 評価事例の紹介
11.官能評価の裏付け
11-1 機器分析
11-2 生体計測
11-3 評価事例の紹介
質疑・応答
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
各企業の研究者・技術者、品質管理担当者、商品開発・企画担当者などで、
食品の官能評価(味、香り、おいしさ)を基礎から学びたい方・さらに理解を深めたい方
予備知識
特に必要ありません。
習得知識
1)官能評価の基礎と手順・手法
2)官能評価パネル(味、香り)の育成・選抜
3)官能評価の実践ポイント
4)食品の官能評価事例 など
講師の言葉
機器分析と比べた官能評価とメリットとして、「機器が不要で簡便・迅速に実施できる」と言われています。一般論としては正しいのですが、そんなに簡単なものではありません。デメリットとしては「個人差が大きい」「客観性に乏しい」「再現性に乏しい」と言われています。これも一般論としては正しいのですが、官能評価を理解して実践すれば解決できます。
官能評価は、特段の勉強をしなくとも、誰でも簡単にできると思われがちですが、信頼性あるデータを出すためには、それなりの勉強が必要で、先人たちの官能評価事例からも学ぶ必要があります。私は「官能評価は高度な専門技術」と考えています
本セミナーでは清涼飲料水での評価事例を盛り込みながら、官能評価の基本をお話いたします。清涼飲料水は官能評価が簡単な部類です。これが調理済食品になります、テクスチャーも入ってきますし、味・においの表現も広がっていきます。同じ試料を各パネリストに提供する手法も難しくなります。本セミナーでは清涼飲料水で基本を学んでください。