受講概要
プログラム
1.国内の最新エネルギー事情
2.国内の排熱の状況(全体、各産業)
3.カーボンニュートラルに向けた政府や産業界の排熱利用への取組み
4.排熱利用の方法の全容
5.排熱利用技術の種類と特徴、最新動向
5.1 熱エネルギーとしての利用技術
熱交換器、ヒートパイプ、吸収式冷凍機、ヒートポンプ
5.2 熱エネルギーから電気エネルギーへの変換技術
蒸気タービン、バイナリー発電、スターリングエンジン、熱電素子
5.3 熱および電気の高効率化技術
コージェネレーション、燃料電池、コンバインドサイクル
6.バイナリー発電とは
7.バイナリー発電の原理
8.バイナリー発電の種類と特徴(強みと弱み)
9.バイナリー発電の各用途における実施例(地熱・温泉、工場、バイオマス)
9.1 国内の実施例
9.2 海外の実施例
10.バイナリー発電の構成機器、要素技術
11.バイナリー発電の導入検討
11.1 経済性検討
11.2 関連法規
11.3 導入手順
12.排熱利用技術及びバイナリー発電 導入のポイントと課題
質疑・応答
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
排熱利用の基礎知識を得たい方、製造業のエネルギー利用部門、製造部門、生産管理部門、研究開発部門、新規市場開拓部門
市場動向を知りたい企業、商社、調査会社などの中堅技術者、経営層など
予備知識
特に必要ありません。
習得知識
1) 国内の産業排熱の状況
2) 排熱回収技術の全容
3) バイナリー発電の特徴
4) バイナリー発電の基本と技術
5) バイナリー発電の実施例と動向
6) バイナリー発電の経済性と導入手順 など
講師の言葉
産業分野における排熱の利用を段階別にみると、第1段階は例えば予熱など熱として利用する方法である。第2段階は蒸気の製造である。そして、それでも余剰のある時に第3段階として排熱回収発電が考えられるが、第3段階は他に比べて、設備投資が多大で、また運用面でもハードルはぐっと高くなる。一方、一旦電気に変換すれば利用範囲は格段に広がる。
このように排熱の利用方法には種々の方法があるが、発生した排熱と利用技術には適材適所があり、それを間違えると、有効な排熱利用が達成できない。また、第3段階には蒸気発電と共に中低温の排熱でも発電することのできるバイナリー発電があるが、やはり適材適所や有効な使用方法がある。
本セミナーでは既存の排熱回収技術のレビューと共に、バイナリー発電に焦点をあてて解説を行う。国内の各種産業分野における排熱の状況から、排熱回収技術の中におけるバイナリー発電の位置付け、そしてバイナリー発電技術の基本と技術の詳細、国内外の実施例、及び導入に必要な関連法規や導入手順についてなどを分かりやすく解説する。バイナリー発電の基礎を学びたい方々から、導入を検討し技術の詳細を知りたい方々まで、広く役立つ内容を網羅する。
受講者の声
中低温排熱利用に対して制度や法律も含めた、全体感を知る事が出来た為、非常によかったです。
排熱利用の全体像についてよく分かりました。食品工場における排熱利用を検討していますので、セミナー内にあった味の素さんの事例が大変参考になったので検討を進めたいと思います。
産業排熱利用について深く学ぶことができました。今後の取り組みに活かしていきたいと思います。
参考になりました。解説も分かりやすく理解できました。