受講概要
プログラム
第1回|VALUE & EVALUATION
なぜ「実力」と「評価」は一致しないのか
1.仕事のステージが上がると「成果の出し方」はどう変わるのか
・「自分が成果を出す」だけでは足りなくなる理由
・プレイヤーとしての成果と、組織人としての成果の違い
・仕事のステージが上がるほど増える「自分ではコントロールできないもの」
・人・部署・上司・経営層を通じて成果をつくるという発想
2.「頑張っているのに評価されない」はなぜ起こるのか
・成果と評価は必ずしも一致しない
・「自分が価値だと思っているもの」と「会社が価値だと思っているもの」
・誰が自分を評価しているのか・評価者は何を見ているのか
・成果だけでなく「期待」が評価を左右する
3.自分を取り巻く「評価構造」を読む
・上司だけが評価者とは限らない
・顧客・他部署・経営層・プロジェクトメンバーからの評価
・FORMALな評価とINFORMALな評価
・自分の仕事が誰の成果につながっているのか
4.自分の価値を再定義する
・「何ができる人か」から「何を動かせる人か」へ
・専門性だけに依存しない価値のつくり方
・これからのキャリアで期待される役割を考える
WORK|VALUE & EVALUATION MAP
自分は「誰から」「何を期待され」「何によって評価されているのか」を可視化する。
第2回|KEY PERSON
組織図には載っていない「本当のキーパーソン」を見抜く
1.組織図と「実際に仕事が動く構造」は違う
・役職=影響力ではない
・意思決定者だけを見ていると仕事が進まない理由
・組織の「公式ルート」と「非公式ルート」
・情報・信頼・経験によって生まれる影響力
2.仕事を動かす人を分類する
・DECISION MAKER|最終的に決める人
・INFLUENCER|判断に影響を与える人
・GATEKEEPER|情報やアクセスを握る人
・SUPPORTER|推進を助ける人
・BLOCKER|止める可能性のある人
3.「誰に説明するか」ではなく「誰から動かすか」
・キーパーソンを見誤る典型パターン
・意思決定者に直接行けばよいとは限らない
・誰が誰を動かせるのかを見る
・人間関係と影響経路を考える
4.自分の案件の意思決定構造を可視化する
・表面的なステークホルダーを書き出す
・隠れたキーパーソンを探す
・影響力の強弱を見る
・最初に働きかけるべき人物を決める
WORK|KEY PERSON MAP
自分のリアルな案件を使って「意思決定者・影響者・推進者・阻害者」の関係を一枚にする。
第3回|PRE-ALIGNMENT
重要な会議ほど、会議前に勝負は始まっている
1.なぜ「会議で正しく説明したのに」通らないのか
・会議を意思決定のスタート地点だと思わない
・人は会議の場だけで判断しているわけではない
・公の場では意見を変えにくいという人間心理
・「初めて聞きました」が生む抵抗
2.PRE-ALIGNMENTとは何か
・日本的な「根回し」と何が違うのか
・PRE-ALIGNMENT=事前合意形成の設計
・誰に、いつ、どこまで話しておくのか
・賛成を取り付けるだけが目的ではない
3.会議前に確認すべき4つのこと
・賛成してくれそうな人は誰か
・反対する可能性がある人は誰か
・どんな懸念を持っているのか
・何を修正すれば合意できるのか
4.会議を「説得の場」から「確認の場」に変える
・個別対話 → 修正 → 再確認 → 会議
・反対意見を事前に取り込む
・キーパーソンとの接触順序を設計する
・会議当日にサプライズを作らない
WORK|PRE-ALIGNMENT PLAN
次の重要会議を題材に「誰に・いつ・何を・どの順番で話すか」を設計する。
第4回|FRAMING
「正しい説明」を「相手が動く説明」に変える
1.なぜ正論だけでは人は動かないのか
・「正しい」と「動きたい」は違う
・自分の論理で説明してしまう罠
・相手は「自分にとってどうなのか」で判断する
・同じ提案でも受け止め方が変わる理由
2.相手の「判断軸」を読む
・経営者が見るもの
・上司が見るもの
・現場が見るもの
・他部署が見るもの
・顧客が見るもの
3.FRAMINGで提案を組み替える
・WHAT:何をするか
・WHY:なぜ必要なのか
・VALUE:相手にどんな価値があるのか
・RISK:やらない場合に何が起こるのか
・TIMING:なぜ今なのか
4.一つの案件を複数のフレームで語る
・技術フレーム
・経営フレーム
・顧客フレーム
・リスクフレーム
・キャリア/評価フレーム
WORK|FRAMING CANVAS
自分の提案を「自分が言いたい説明」から「相手が動く説明」へ書き換える。
第5回|BOSS MANAGEMENT
上司を「承認者」だけで終わらせない
1.上司との関係を再定義する
・上司=自分を管理する人、だけではない
・上司が持っている「資源」を理解する
・権限・情報・人脈・信用・経営層へのアクセス
・上司を仕事のレバレッジとして考える
2.上司は何を見ているのか
・上司自身にも評価者がいる
・上司が背負っている目標・責任・リスク
・「自分の仕事」だけを説明しても動かない理由
・上司の評価構造と自分の仕事を接続する
3.上司を動かすコミュニケーション
・報告と相談を使い分ける
・「どうしましょう?」から卒業する
・選択肢を持って相談する
・上司が上に説明しやすい材料を渡す
4.上司を「スポンサー」に変える
・自分ではアクセスできない人物につないでもらう
・上司の信用を借りる
・自分の提案を上司自身の言葉で語ってもらう
・上司とのWIN-WINを設計する
WORK|BOSS LEVERAGE MAP
上司が持つ「権限・情報・ネットワーク・信用」を整理し、自分の案件でどう活用できるかを考える。
第6回|INTEREST
反対者を説得する前に、「本当の利害」を見る
1.人はなぜ「正しい提案」に反対するのか
・反対=理解不足とは限らない
・表面的な主張「POSITION」と本当の利害「INTEREST」
・人は合理性だけで意思決定していない
・「反対者=敵」という見方を捨てる
2.相手が本当に守っているものを探る
・評価
・予算
・権限
・責任
・既存業務
・人間関係
・失敗リスク
・過去の意思決定との整合性
3.利害関係を構造化する
・誰が得をするのか
・誰が損をするのか
・誰の仕事が増えるのか
・誰がリスクを負うのか
・表に出ていない利害は何か
4.「説得」から「利害調整」へ
・相手を論破しない
・条件を変える
・選択肢を増やす
・交換可能な価値を探す
・全員100点ではなく「動ける合意」をつくる
WORK|INTEREST MAP
自分の案件について、主要人物それぞれの「主張・本当の利害・懸念・得失」を整理する。
第7回|POWER PORTFOLIO
役職がなくても、人を動かす力は持てる
1.「POWER=役職」という思い込みを外す
・組織に存在するさまざまなPOWER
・役職がなくても影響力を持つ人の特徴
・なぜ「あの人に言われると動く」が生まれるのか
2.自分が持っているPOWERを棚卸しする
例えば、
POSITION|役職・権限
EXPERTISE|専門性
INFORMATION|情報
NETWORK|人脈
TRUST|信頼
TRACK RECORD|実績
ACCESS|キーパーソンへのアクセス
3.POWERは「持つ」だけでは意味がない
・どの場面で、どのPOWERを使うのか
・一つのPOWERに依存するリスク
・専門性だけで勝負する人の限界
・POWERを組み合わせるという考え方
4.これから意図的に影響力をつくる
・誰との関係を構築するか
・どんな情報を持つべきか
・どんな専門性を強化するか
・どんな実績を意図的につくるか
・半年後のPOWER PORTFOLIOを設計する
WORK|MY POWER PORTFOLIO
自分の7つのPOWERを可視化し、「強い力・弱い力・これから構築する力」を決める。
第8回|MY BUSINESS IMPACT MAP
7つの力を、自分のリアルな仕事に実装する
1.7つの力を統合する
・VALUE & EVALUATION
・KEY PERSON
・PRE-ALIGNMENT
・FRAMING
・BOSS MANAGEMENT
・INTEREST
・POWER PORTFOLIO
2.「仕事が進まない原因」を7つの視点から診断する
・本当に問題は能力なのか
・評価構造を読み違えていないか
・キーパーソンを間違えていないか
・事前合意が不足していないか
・説明のフレームが相手とズレていないか
・上司の力を使えているか
・利害対立を見落としていないか
・自分に必要な影響力は何か
3.自分のリアル案件を「BUSINESS IMPACT CASE」として分析する
・今、動かしたい仕事は何か
・誰を動かす必要があるのか
・どこで止まっているのか
・7つのうち、ボトルネックはどこか
・次に打つべき一手は何か
4.MY BUSINESS IMPACT MAPを完成させる
「自分が生み出す価値」を起点に、評価構造・キーパーソン・利害関係・事前調整・フレーミング・上司・影響力を一枚のMAPに統合する
5.ACTION PLAN
-
明日から変える行動
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動かす相手
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動かしたい案件
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新たに構築する人間関係
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強化するPOWER
-
自分自身の「仕事の進め方」をどう変えるか
FINAL WORK|MY BUSINESS IMPACT MAP + ACTION PLAN
※プログラム内容は、変更になる可能性があります。
受講形式
対面受講を推奨
本プログラムは、少人数での対話・ディスカッション・実践ワークを重視するため、原則として対面受講を推奨しています。
遠方にお住まいの方や、勤務上継続的な来場が難しい方については、WEBクラスでの受講も可能です。
また、対面クラスを欠席された場合は、同一回のWEBクラスへ振替受講が可能です。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
製造業の研究開発・設計・製造・生産技術・品質保証などを中心とした、中堅技術者・リーダー・管理職候補の方
特に、次のような方におすすめします。
・技術力・専門性だけでは、仕事を前に進めることが難しくなってきた方
・研究開発、設計、製造、生産技術、品質保証などで、他部署との連携・調整が増えてきた方
・主任・係長・プロジェクトリーダーなど、自分だけでなく周囲を動かし成果を出す立場になった方
・良い技術・良い提案なのに、社内でなかなか承認されない、採用されないと感じる方
・上司、他部署、経営層など、自分に直接の権限がない相手を動かす必要がある方
・会議、根回し、社内調整、利害調整などを、経験則ではなく体系的に学びたい方
・将来、管理職・技術リーダー・プロジェクト責任者として、より大きな仕事を動かしたい方
※研究開発・設計・製造・品質保証等の技術職を主な対象としていますが、企画・営業・マーケティング・知財など、部門横断で仕事を進める方にもご参加いただけます。
予備知識
特別な予備知識は必要ありません。
経営学・組織論・リーダーシップ等の専門知識は必要ありません。
ご自身の仕事や組織での経験をもとに、ケーススタディやディスカッション、実践ワークを通じて学んでいただきます。
なお、各回では実際の仕事を題材にしたワークを行うため、現在の業務で「動かしたい案件」「なかなか前に進まない仕事」「関係者との調整が必要なテーマ」など、一つイメージしてご参加いただくと、より実践的に学んでいただけます。
習得知識
専門性や実務能力だけに頼るのではなく、人や組織を通じて仕事を前に進め、成果につなげるための実践的な考え方とスキルを習得します。
・自分の成果・役割・期待を捉え直し、組織の「評価構造」を読み解く考え方
・組織図や役職だけでは分からない、意思決定者・影響者・キーパーソンを見抜く方法
・会議や正式提案の前に関係者との合意形成を進める、事前調整の進め方
・「正しい説明」を「相手が動く説明」へ変える、FRAMING(伝え方・見せ方)の技術
・上司を単なる承認者ではなく、仕事を前に進める力として活かすボスマネジメントの考え方
・反対意見や対立の背景にある、相手の立場・利害・評価・リスクを読み解く方法
・役職や権限だけに頼らず、専門性・情報・信頼・人脈などを活用して影響力を構築する方法
・仕事が進まない原因を「7つの力」から分析し、次に誰に、どのように働きかけるべきかを設計する方法
・自分自身のMY BUSINESS IMPACT MAPを作成し、実際の仕事に落とし込む方法
講師の言葉
仕事の経験を重ねるほど、仕事の難しさは『専門性』だけでは解決できなくなっていきます。良い技術、正しい提案、十分なデータがあるのに、なぜか仕事が前に進まない。会議で説明しても承認されない。他部署との調整に時間がかかる。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
私自身、外資・内資・大手・中小企業でのビジネス経験を通じて、優れた技術やアイデア、正しい提案が「組織の力学」によって立ち止まってしまう場面を何度も見てきました。そこで求められるのは、泥臭い駆け引きではなく、「誰が意思決定に影響を与えているのか」「相手は何を大切にしているのか」「どの順番で話すのか」など、表からは見えにくい組織の力学を読み解き、健全に仕事を動かす力です。こうした組織の力学は、ときに「社内政治」と呼ばれ、ネガティブに捉えられることがあります。しかし、本来必要なのは派閥や駆け引きではありません。人と組織の現実を理解し、利害を調整しながら仕事を前に進める力です。
しかし、これらの力を体系的に学ぶ機会は、会社でも一般的なビジネススクールでもほとんどありません。本講座は、知識を学ぶだけの場ではありません。皆さん自身のリアルな案件を題材に、仲間と考え、議論し、現場で実践する8週間です。
専門性の、その先へ。 一緒に「仕事を動かす力」を磨いていきましょう。
第1期スケジュール
第1期 開催日程
| 対面クラス(火曜日) | | WEBクラス(木曜日) | |
|---|---|---|
| 10月 | 20日・27日 | 22日・29日 |
| 11月 | 10日・17日・24日 | 12日・19日・26日 |
| 12月 | 1日・ 8日・15日 | 3日・10日・17日 |
時間:19:00~21:20
対話・ディスカッション・実践ワークを重視するため、火曜日の対面クラスへの参加を推奨しています。
勤務や出張等の都合で対面参加が難しい場合は、同一週の木曜日WEBクラスへの振替受講が可能です。
また、当該週に受講できなかった場合は、次期クラスへの振替受講も可能です。