受講概要
プログラム
1.匠のワザ:匠の道具を使いこなすために
1-1.ワザがあれば、道具(FMEAとDR)が生きる
1-2.匠のワザ(1):トラブルの98%が潜在するトラブル三兄弟
1-3.匠のワザ(2):インタラクションギャップを見逃すな!
1-4.匠のワザ(3):これで収束!トラブル完全対策法
1-5.匠のワザ(4):再発を認識したレベルダウン法
1-6.匠のワザ(5):対策手段は現象ではなく原因に打て!
1-7.匠のワザ(6):落とし処はどこ?と自問する
1-8.変化点とはモード系(ファッション)の用語でありトラブル回避は不可能
2.匠の道具(1):やるならこうやるFMEA
2-1.設計者の、設計者による、設計者のためのFMEA
2-2.トラブル未然防止のFMEAとは
2-3.シンプルFMEAの作成手順
2-4.シンプルFMEAは食卓の醤油やソースのように開発の必需品となる
3. 匠の道具(2):やるならこうやるデザインレビュー
3-1.設計者の、設計者による、設計者のためのデザインレビュー
3-2.若手技術者を苦しめる大規模デザインレビュー
3-3.身の丈デザインレビュー(MDR)で負担軽減
3-4.5年の歳月をかけて完成!MDR用マニュアル
質疑・応答
受講形式
WEB受講のみ
*本セミナーはZoomシステムを利用したオンライン配信(録画視聴なし)となります。
*セミナー内容を、確実に実践に活かしていただけるよう復習ツールを講師からご提供します。
また、受講後も、講師への質問をお受け致します。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
・ 企業の企画、開発、商品設計、生産設備設計、生産治具設計、品質管理、 設計審査員
・ 海運、航空の管制塔関係者 ・ 若手技術者を一気にベテラン技術者へと指導する時間がない企業
・ FMEA、デザインレビュー等を導入しているが、品質問題が発生していて、それぞれをどのように活用したら品質問題をなくせるか悩んでいる人 など
予備知識
特に必要ありません。
習得知識
1)帳票の作成や管理を目的とした従来手法を排除し電卓感覚で取り組める手法
2)過去・現在・未来の時間軸で議論するFMEA手法
3)こまめに実施できるDRのノウハウ
4)設計トラブルの撲滅の方法
5)開発効率化のポイント
6)技術者のモチベーションを向上させる方法 など
講師の言葉
社告・リコール、その他のトラブルが収束しません。 原因は、以下の三つです。
① 技術者のモチベーション(やる気)の低下
② 日本の自動車企業が好む、重き手法(FMEA/DR)の選択と強制施行
③ 管理者の、管理者による、管理者のためのFMEA/DRに変貌
たとえば、2億円のストラディバリウスというヴァイオリン(道具)も技量(ワザ)がなければ雑音を奏でるだけです。FMEA/DRという技術者の道具も、ワザがなければ百害あって一利なし。また、ワザがなければ、粗悪な道具を選択してしまうでしょう。
一方、大工や料理人など一流の職人は、一流の「道具」を使いこなして初めて、その腕前を評価されるものです。
本セミナーでは、「設計トラブルを起こさない」という基本理念に立ち返り、形骸化された「無意味なFMEAと DR」 を否定しつつ、グル ープ内の週報会レベルで実施できるシンプル FMEA(3D-FMEA)と DR(ミニ DR、MDR)を解説。座学だけでなく、演習を通じて、設計トラブルの撲滅はもちろん、開発効率を向上する開発ツールとしても指導します。設計業務に役に立つ技術を身に着け、「設計トラブル」を撲滅できる設計者に導きます。
進呈
進呈:『ついてきなぁ!設計トラブル潰しに「匠の道具」を使え!』を進呈します。
本書はメインテキストとして使用します。
受講者の声
耳の痛い話が多くありました。復習し、自社の設計に活かしていきたいと思います。
手順などは大変分かり易いと感じましたので、まずは自分の経験を踏まえて落とし込んでいこうと思います。本日はありがとうございました。
実践的で大変参考になる内容でした。取り組んでいきたいと思います。
自社に置き換えて考えることができました。自社の設計改革に役立てたいと思います。