受講概要
樹脂加工の基礎知識と設計見積り
1-1.EV(電気自動車)が家電品になったその証拠
1-2.樹脂設計に関する図面を描く前の加工の基礎知識
1-3.樹脂部品の加工法を知ることで難関を克服できる
1-4.樹脂部品の加工限界精度を知ることで難関を克服できる
1-5.樹脂の部品費(材料費・加工費・型費)の概算スキルを伝授
樹脂材料の特性を 理解した最適選択法
2-1.樹脂材料の種類はこれだけで十分!
2-2.樹脂材料の特性把握はこれだけで十分!
2-3.樹脂の材料費を算出するのは超カンタン!
2-4.用途別に材料選択することが樹脂設計のコツ
2-5.樹脂材料費と金属材料費との比較
樹脂設計の低コスト化ノウハウ
3-1.樹脂部品の設計サバイバル術
3-2.樹脂部品の抜き勾配のカンタンな理解
3-3.たった7つの道具で賢い樹脂設計ができる
3-4.樹脂設計の極意は、 「断面急変探索」だけで十分!
3-5.3次元CADはスケルトンと断面機能で十分!
樹脂部品のトラブル対策、及び 賢い検図法
4-1.樹脂部品のトラブルランキングとその対策
4-2.門外不出!樹脂部品の設計チェックリストを公開
4-3.ケミカルクラック(割れ)のトラブル回避策
4-4.ウェルドライン割れのトラブル回避策
4-5.ベテラン設計者が使う各種の「匠のワザ」
まとめ
まとめ
質疑・応答
Q&A
受講形式
WEB受講のみ
*本セミナーはZoomシステムを利用したオンライン配信(録画視聴なし)となります。
*セミナー内容を、確実に実践に活かしていただけるよう復習ツールを講師からご提供します。
また、受講後も、講師への質問をお受け致します。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
・樹脂部品の実務設計に悩む・・・ ・商品設計や生産設計に新たに配属された方や異動された技術者
・樹脂部品の部品費(材料費・加工費・型費)を「円」で概算できない技術者
・樹脂部品のトラブルや検図方法に悩む技術者 ・企業の技術教育部門 など
予備知識
特に必要ありません。
習得知識
1)樹脂材料の機械特性
2)樹脂部品費(材料費・加工費・型費)を「円」で概算
3)樹脂材料の最適選択の方法
4)低コスト化を実現するノウハウ
5)樹脂部品のトラブル回避や効率的な検図方法 など
講師の言葉
「技術者の主要三科目」とはQCDです。Q(Quality、品質)、C(Cost、コスト)、D(Delivery、期日)のことです。
一方、機械部品の三大材料とは、板金、樹脂、金属切削用材料であり、この順番で部品点数ランキングの第1位、2位、3位を占め、例えば家電品やOA機器の約88%も占めています。 近年、樹脂設計が一番難しいと言われていますが、検図としての「断面急変探索」など、設計職人にとって、門外不出であった「匠のワザ」を公開し一気に解消します。
また、機械材料の専門書やセミナーでは、その物性だけの解説であり、材料費や部品費は「高い、安い」だけの表現です。「高い、安い」では、街の寿司屋や蕎麦屋は経営できません。一家の家計を守る主婦も務まりません。
本セミナーは、技術者の主要三科目であるQCDに基づき、樹材材料の機械特性(Q)はもちろん、樹脂材料費(C)と樹脂加工費(C)、型費(C)の概算ができるまでを指導します。ご期待ください。
進呈
講師著書:「ついてきなぁ!加工部品設計で3次元CADのプロになる!」(日刊工業新聞社)を進呈します。
メインテキストとして使用いたします。
受講者の声
樹脂製品の設計のポイントが良くわかりました。当社はゴム材料をメインに取り扱っておりますが、広義ではゴムも樹脂もプラスチックスも高分子材料という意味で同じように解釈されることもしばしばありますが、この度は樹脂に関する点をお聞かせいただき、ゴム材料にも適用できる考え方などがあり非常に有意義でした。
実践的なのが非常に良かった。演習もあり理解が深まりました。
樹脂製品の設計について体系的に学ぶことができ有意義なセミナー内容でした。
樹脂の違いや配合・温度などによってヒケなどの不具合の出易い・出難いがあるのかを知りたかったのですが、特にそのような内容が無かったので、材料についての講座を受ければ良かったのかと思いました。しかし、検証時や不具合が発生した時に、不具合原因を推測する知識を少しは得ることが出来たと思います。
演習もそこそこあり、理解し易かった。内容にボリュームがあるため、1日で全て網羅するには、少々時間不足と感じた。