受講概要
プログラム
1.品質機能展開(QFD)とは
1-1.QFDとは
1-2.品質表とは
2.新製品開発活動の課題
2-1.品質の確保
2-2.よい品質とは
2-3.顧客満足のしくみ
2-4.新製品の開発における活用
3.品質機能展開(QFD)の実施
3-1.新製品開発活動における重点
3-2.品質表の作成法:要求品質表の作成~目標設定
3-3.未然防止活動への展開、故障予測~再発防止
3-4.QFDで期待される効果とその指標
3-5.今、どうしてQFDが見直されているのか
4.デザインレビューでの活用
4-1.デザインレビューとは
4-2.デザインレビューの目的、QFDの活用法
4-3.デザインレビューの誤解
4-4.デザインレビューを効率化のために
5.事例紹介
5-1.部品メーカ(下請け等)での品質表(顧客要求仕様からの展開事例)
5-2.研究部門での品質表(部門間の業務効率化事例)
5-3.製品開発フローへの展開事例
質疑・応答
受講形式
会場・WEB
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
・製品企画、設計開発、試作・製造、生産技術、設備、品質保証に関係する技術者、管理者
・品質表を使っているものの、やり方への疑問や効果が上がらない組織の方
・品質管理に活かしたい方
・不良や事故・故障の未然防止をより効率的で有効なやり方を学びたい方
・的を射た未然防止をやりたい方
・デザインレビューを効率よく実施したい方 など
予備知識
特に必要としません。わかりやすく解説します。
習得知識
1)品質機能展開(QFD)を実践にむけて、その本質理解
2)課題の視える化(共有化)、DR(デザインレビュー)での活用等により、開発業務等の効率の向上
3)品質機能展開(QFD)の活用法
4)他の技法(FMEA・FTA・TRIZ・タグチメソッドなど)との関連と連係、特に未然防止への効果活用
※講師作成の資料(品質表原紙や品質表事例集のExcel、参考資料のpdf等)をセミナー後、ご希望の方へは講師よりメール配信します。
講師の言葉
品質機能展開(QFD)は日本で生まれの技法です。顧客満足(CS)の確保、品質やサービスの向上、新製品開発における課題の明確化・共有化のツールとして活用している企業が多いのです。しかしながら企業の業務内容の詳細な因果関係も明確にできることから、社外秘的に扱われ、事例として出ているものは少ないのが実態です。
また、DR(デザインレビュー)にて活用し有効に機能している企業もありますが、表を作ることが主体となってしまい、時間がかかる割には、成果が見えてこない、管理職においても見方がわからなく、良し悪しの判断もできず、有効に機能していないのという事も散見されます。
未然防止の技法であるFMEAの実施の事前準備として品質機能展開を必須としている企業(トヨタ自動車記事:日経ものづくり2019年5月)も多く、有効活用することで、未然防止の効果効率が向上します。
狭い範囲、部署内での活用も有効です。事例を通して、使いやすい、役立つ品質機能展開についてわかりやすく解説します。
受講者の声
概論から設計開発活動とQFDの仕組みの関係等、幅広く学ぶことができた。一方、先生の言葉にもあったように、仕組みを作って、活動して、そこで初めて効果を実感できるものと認識している。
事前に頂いた資料に照らし合わせて受講する事ができました。先生の資料に合わせて自分で記入する事で理解度が深まり、日立の事例など内容も興味深く最後まで楽しく学ぶことが出来ました。
ありがとうございました。仕様表を作成する上で陥りやすいミスなどを、事例として紹介いただけると、自業務に落とし込む際もミスの発生リスクを抑えられると感じた。
業務で品質表を使用したことがなかったが、しっかり学べました。講師の解説はとても分かりやすく勉強になりました。
上條講師の解説が非常に分かりやすく、また楽しく有意義に学ぶことができました。資料もありがとうございます。