オープンセミナー 会場受講WEB受講 エレクトロニクスコンサルティングピックアップ

ウィスカ発生メカニズム・故障解析未然防止・再発防止策

~錫・亜鉛めっき、鉛フリーはんだ、コネクタ等発生条件・故障メカニズムから対策まで~【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信+アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

発生原因を見抜き、ウィスカトラブルを防ぐための

錫・亜鉛めっき、鉛フリーはんだ、コネクタなどで発生するウィスカについて、豊富な事例をもとに、発生条件と故障メカニズムを徹底解説します。内部応力、拡散、腐食、接触圧力など「なぜウィスカが発生するのか」を理論から理解し、経験則だけに頼らない未然防止・再発防止の考え方と具体的な対策を習得できます。

セミナー申し込み
開催日 2026年10月26日(月)
開催時間 10:00 〜 16:50
会場
受講料 1名:49,500円
同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合
1名:44,000円
※消費税率10%込
テキスト PDF資料

講師紹介

技術コンサルタント 伊藤 千秋 先生

オムロン株式会社 品質保証部長,部品技術部長等歴任後現職 制御機構部品の品質保証を15年,自動車電装部品の品質保証23年経験,品質・信頼性一筋のプロフェッショナル この間,日本科学技術連盟 信頼性開発技術研究会 委員長などを歴任

略歴

社歴

昭和無線工業(現SMK):5年2ヶ月

トリオ(現JVCケンウッド):3ヶ月 

立石電機(現オムロン):38年7ヶ月

職歴   

スイッチ製造技術:3年2ヶ月

コネクタ製造技術:1年

圧着・ハーネス製造技術:2年 

アンプ・チューナ製造技術:3ヶ月

部品メーカ監査(加工部品):20年 (電子部品・機構部品):25年 制御機構部品(リレー・スイッチ・タイマ・センサ)品質保証 :15年 

自動車電装部品(ECU・リレー・センサ・スイッチ)品質保証 :25年

最終職位    

品質保証部並びに部品技術部 部長 韓国オムロン電装 理事(役員) 上海欧姆龍控制電器 顧問 福達合金材料 顧問

学会活動    

日本信頼性学会会員:23年

日本信頼性学会企画委員(地域委員):2年

日本科学技術連盟講師:24年 日

本科学技術連盟信頼性開発技術研究会 委員長:2年(1期)

日本科学技術連盟信頼性開発技術研究会 副委員長:4年(2期)

受講概要

プログラム

1. ウィスカの種類
(1) 真性ウィスカ・非真性ウィスカ・非金属あるいは類似の現象
(2) 内部応力ウィスカ・外部応力ウィスカ
(3) めっき・コネクタ・はんだ・チップ部品・金属ペースト・接着等の部位別傾向
(4) 電気めっき・溶融めっきの工法別傾向
(5) 追従性よいめっき・平坦性よいめっきの工法別傾向
(6) めっきのメカニズム
(7) 融点と再結晶化温度から見た傾向
(8) 拡散係数から見た傾向
(9) 熱処理の有無から見た傾向

 

 

2. 理論
(1) めっき酸化膜欠陥説
(2) 合金体積膨張説
(3) 腐食体積膨張説
(4) エレクトロマイグレーション説
(5) 接触圧力説
(6) 熱応力説

 

 

3. 歴史
(1) 電気めっきとウィスカに関する変化点
(2) はんだとウィスカに関する変化点
(3) チップ部品の電極形成に関する変化点
(4) 接着封止に関する変化点

 

 

4. 錫めっきウィスカ
(1) 故障モード・発生状況傾向
(2) 故障メカニズム
(3) 故障条件
(4) 対策

 

 

5. 亜鉛めっきウィスカ
(1) 故障モード・発生状況傾向
(2)故障メカニズム
(3)故障条件
(4)対策

 

 

6. 鉛フリーはんだウィスカ
(1)故障モード・発生状況傾向
(2)故障メカニズム
(3)故障条件
(4)対策

 

 

7. コネクタ接触点ウィスカ
(1) 故障モード・発生状況傾向
(2) 故障メカニズム
(3) 故障条件
(4) 対策

 

 

8. 硫化銀ウィスカ・毛髪銀
(1) 故障モード・発生状況傾向
(2) 硫化銀・硫化銀ウィスカ・毛髪銀

 

 

9. プラスチックウィスカ
(1)故障モード・発生状況傾向
(2)非晶質樹脂と接着剤硬化剤による環境応力劣化

 

 

質疑・応答

受講形式

会場・WEB 選択可

オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。

受講対象

故障解析技術者

試験技術者

設計並びに部品評価技術者

部品検査技術者

クレーム処理に関わる技術者 など

予備知識

電気めっきの理論・技術を知っているとより理解は深まります。

習得知識

1)ウィスカの種類・特徴と発生条件に関する基礎知識

2)内部応力・拡散・腐食・接触圧力などから理解するウィスカの発生メカニズム

3)錫・亜鉛めっき、鉛フリーはんだにおける故障モードと対策

4)コネクタ・チップ部品など部位・構造・工法別のウィスカ発生要因と故障解析の考え

5)ウィスカトラブルの真因を見極め、未然防止・再発防止につなげる実践的な対策知識

講師の言葉

 ウィスカは古くから錫めっき、亜鉛めっきで起こることが知られていた。代表的なものは錫めっきであるがこれを抑制するために鉛を添加することもまたよく知られていたことである。経験的には電気めっきでなく、溶融錫めっきにすることや素地金属によってはバリアめっきを施すこと、光沢剤の使用を控えることなどは関連して実施されていた。

 部位別にみれば、めっき、コネクタだけでなく、チップ部品でもおこっている。チップ部品では単層の銀-パラジウム電極が電極食われで3層構造になり、電極の消失はおさまったものの副作用としてバリアめっきに銅めっきを使うとウィスカが発生するようになった。コネクタでは接触圧力が作用して接触点にウィスカが起こることはあまり知られていない。これは接触圧力という圧力を外部から供給しているだけに過ぎない。

 これらは、ウィスカの発生に関して深い追求がないまま経験則でおえたことがのちの環境負荷対策で鉛が規制対象になると錫めっきからは鉛がなくなり、はんだから鉛がなくなると、副作用としてウィスカが起こってきたものである。よくよく考えると、部位や構造、工法などが違っても、これらには錫と銅の組み合わせ、内部応力の発生といった共通点がある。

 ウィスカは決して新しいトラブルではない。これは真因追求をないがしろにしてきた反動が過去への回帰、同じことの繰り返しとして起こってきただけといえる。

 本セミナーでは、ではこの歴史を紐解き、整理し、またウィスカに類似の現象に枠を広げ、ウィスカの発生メカニズムを追求して理論を再確認、副作用が起こらないように画像や図解、データをできるだけ取り入れて解説をしていく。

テキストに関して

本セミナーのテキストは、PDFテキストの配布となりますが、製本版のテキストを購入いただくことも可能です。

写真付きで、豊富な事例がリストアップされています。

製本テキスト資料:19,800円(税込)※受講者割引価格 

(別途テキスト送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します)

※購入希望の方は、お申込み時に備考欄に「製本テキスト購入希望」と記載してください。

テキストイメージ

受講者の声

ウィスカ発生の原因とメカニズムがつながり、対策を考える視点が明確になりました。テキストが充実しており役立ちそうです。

写真やデータを使った解説が具体的で、現場での故障解析や再発防止にすぐ活かせる内容もありました。

なぜ従来の対策では再発するのかが理解でき、設計・品質保証で見るべきポイントが整理できました。ありがとうございました。

錫めっきや鉛フリーはんだの対策を、経験則ではなく理論から理解できた点が有益でした。参加できてよかったです。

実際の故障事例が豊富で、自社で起きているウィスカ問題の原因究明に役立ちそうです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次